おもちゃのサブスクを調べていると、トイサブ!と同じ会社が運営している「Iqno(イクノー)」というサービスが出てきます。名前は似ていないのに運営元は同じ、しかも月額は3倍近く違います。何が違うのか分かりにくいところだと思います。
結論から書くと、違いは「届くおもちゃの定価総額」と「途中でやめられるかどうか」の2つです。おもちゃの点数(6点)も交換サイクル(2か月ごと)も同じなので、点数だけを比べても差は見えてきません。
この記事では、Iqno(イクノー)の料金と内容を公式サイトの表記どおりに整理し、トイサブ!との違いを並べます。内容は2026年7月に公式サイトで確認したものです。改定されることがあるため、申し込み前には必ず公式サイトで最新の内容をご確認ください。
先に結論:同じ6点でも、中身と縛りが違う
どちらも株式会社トラーナが運営しています。まず違いだけを並べます。
| Iqno(イクノー) | トイサブ!(スタンダード) | |
|---|---|---|
| 月額(税込) | 11,980円 | 3,980円 |
| 対象年齢 | 0歳〜3歳 | 0歳3か月〜満6歳 |
| おもちゃの数 | 6点 | 6点 |
| おもちゃの定価総額 | 30,000円分 | 17,000円以上 |
| 交換サイクル | 2か月ごと | 隔月(約2か月ごと) |
| 往復送料 | 無料 | 無料 |
| 最低利用期間 | 初回はなし/2回目以降は360日間 | 60日 |
| 付いてくるもの | ガイドブック(初回)・成長カルテ(2回目以降)・専門家相談 | 遊び方の解説シートと動画 |
月額の差は8,000円です。2か月で16,000円ぶん多く払うことになりますが、そのあいだに届くおもちゃの定価総額の差は13,000円分(30,000円分と17,000円以上の差)。残りの差額が、成長カルテと専門家相談の代金だと考えると分かりやすいと思います。
Iqno(イクノー)とは|0〜3歳に絞ったトラーナの上位サービス
Iqno(イクノー)は、0歳〜3歳だけを対象にした知育おもちゃの定期便です。公式サイトでは、慶應義塾大学との共同研究「知育玩具が与える成長・発達への影響」で得られた知見をもとに生まれたサービスだと説明されています。
プランは0歳〜3歳専用の1つだけで、内容は次の4つで構成されています。
- 発達を促す知育おもちゃ6点(2か月ごとに交換)
- ガイドブック(初回限定)
- 成長カルテ(2回目以降に同封)
- 専門家相談(LINEトークで質問できる)
おもちゃだけが届くトイサブ!に対して、Iqnoは「今の発達段階がどこか」を記録して返してくれる部分が主役になっています。おもちゃのサブスクというより、家庭でやる幼児教育の教材に近い立て付けです。
トイサブ側の料金の内訳は、トイサブの料金は月いくら?3プランの金額と含まれるものを整理で詳しく整理しています。
月額11,980円に含まれているもの
公式サイトのプラン表に書かれている内容は次のとおりです。
- 知育おもちゃ6点(総額定価30,000円分)
- 交換サイクル:2か月ごと
- 往復送料無料
- 最低利用期間:初回のみなし(2回目以降は360日間)
2か月で23,960円を払って、定価30,000円分のおもちゃが6点届く計算です。1点あたりの定価はおよそ5,000円で、トイサブ!のスタンダードプラン(6点で17,000円以上=1点あたり約2,800円)と比べると、1点あたりの単価が高いおもちゃが選ばれていることになります。
あわせて公式サイトでは「3つのお約束」として、初月にかぎり満足できなければ全額返金(返品理由のヒアリングに協力する条件)、衛生面の保証、通常の遊びでの破損は弁償不要という3点が明記されています。
トイサブとの違いは、突き詰めると3つ
1. おもちゃの定価総額(30,000円分と17,000円以上)
点数は同じ6点でも、届くおもちゃの定価の合計が違います。木製の知育玩具は1点1万円近いものもあるため、「高い知育玩具を買う前に試したい」という目的なら、この差はそのまま意味を持ちます。逆に、とにかく数で遊ばせたい場合は差が出にくい部分です。
2. 対象年齢(0〜3歳と、0歳3か月〜満6歳)
Iqnoは3歳までで、トイサブ!は未就学児まで続けられます。3歳を過ぎたらIqnoは使えなくなるため、長く1社で続けたい場合はトイサブ!のほうが素直です。Iqnoは「0〜3歳のあいだに集中して投資する」という考え方のサービスです。
3. 最低利用期間(2回目以降360日と、60日)
ここが実際にはいちばん大きい違いです。公式サイトのプラン表には「最低利用期間:初回のみなし ※2回目以降:360日間」と書かれています。初回の1箱は縛りなしで試せますが、2回目に進んだ時点で約1年間の最低利用期間に入る、という読み方になります。
月額11,980円を12か月続けると143,760円です。「合わなかったら数か月でやめる」という前提では選びにくい金額とルールなので、2回目に進むかどうかが実質的な判断ポイントになります。トイサブ!の最低利用期間は60日で、こちらは2か月分の負担で判断できます。
申し込む前に確認しておきたいこと
公式サイトのFAQに書かれている中で、申し込んだあとに気づくと困りやすいものを挙げます。
- 届かないジャンルがある:大型遊具、お風呂用のおもちゃ、キャラクターもの、DVDなどの映像作品は取り扱いがありません
- 初回発送まで6営業日ほど:さらに、申し込み時点で妊娠中〜生後3か月未満の場合は発送までに時間がかかると案内されています
- 紛失したときは代金がかかる:おもちゃ本体を紛失した場合は代金の負担が必要で、上限は1,000円と明記されています。パーツの紛失は原則不要です
- 弁償が発生するケースはある:水没、タバコの臭い、落書き、ペットの噛み跡は本体代の負担対象になります
- 気に入ったおもちゃは延長・買取ができる:6点のうち2点だけ延長して4点を返す、といった使い方も可能で、延長に追加料金はかかりません
おもちゃの汚れや破損が原則弁償不要である点、手持ちのおもちゃを申請すれば重複しないようプランを組んでもらえる点は、トイサブ!と共通の仕組みです。運営が同じなので、このあたりの運用は揃っています。
Iqnoが向いている家庭/トイサブで足りる家庭
金額の差がはっきりしているので、判断は「幼児教育にいくらかけるつもりか」で分かれます。
| Iqnoを検討していい家庭 | トイサブで足りる家庭 |
|---|---|
| 幼児教室や英才教育を検討していて、その代わりとして比べている | おもちゃが増えるのを防ぎたい、飽きを解消したいのが主目的 |
| 0〜3歳のあいだに集中して取り組むと決めている | 3歳以降も同じサービスで続けたい |
| 発達状況を記録として残したい | 月々の負担を抑えたい |
| 1年続ける前提で予算を組める | 合わなければ2か月でやめられる余地を残したい |
幼児教室は月に1万円を超えることが珍しくないので、「教室に通う代わり」として比べるなら11,980円は極端に高い金額ではありません。一方で、おもちゃのサブスクどうしで比べると3倍近い差になります。何と比較しているかで評価が変わるサービスです。
よくある質問
- Iqnoとトイサブは併用できますか?
-
公式サイトに併用可否の記載はありません。どちらも同じ会社のサービスで、届くおもちゃの点数も交換サイクルも同じため、実用上は使い分けるよりどちらか一方を選ぶ形になります。
- 途中で解約できますか?
-
初回については最低利用期間の設定がなく、初月にかぎり満足できなかった場合の全額返金も案内されています。ただし2回目以降は360日間の最低利用期間と記載されているため、続けるかどうかは初回のうちに判断することになります。
- 3歳を過ぎたらどうなりますか?
-
Iqnoは0歳〜3歳向けのプランのみです。それ以降も定額レンタルを続けたい場合は、満6歳まで対応しているトイサブ!など、対象年齢の広いサービスに切り替えることになります。
- おもちゃのリクエストはできますか?
-
できます。ヒアリングシートに希望のおもちゃ名や機能・カテゴリーを記入する形です。ただし箱の容量、在庫状況、安全基準の観点から応じられない場合があると案内されています。
まとめ
- Iqno(イクノー)はトイサブ!と同じトラーナが運営する、0〜3歳専用の知育おもちゃ定期便
- 月額11,980円(税込)で、おもちゃ6点(定価総額30,000円分)が2か月ごとに届く
- トイサブ!との違いはおもちゃの定価総額・対象年齢・最低利用期間の3つ
- とくに2回目以降は360日間の最低利用期間がある点は、申し込み前に確認しておきたいところ
おもちゃのサブスクとして比べるのか、幼児教育の教材として比べるのかで、同じ11,980円の見え方が変わります。まずはトイサブ!の料金と並べて、どちらの物差しで選ぶのかを決めるのが早いと思います。他社も含めて比べたい場合はおもちゃのサブスク5社の比較、契約前の注意点はおもちゃサブスクのデメリットにまとめています。


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