トイサブ!のデメリットを調べると、「中古だから」「料金が高いから」といった感想ベースの話が多く出てきます。ただ、実際に申し込んだあとで「そういう仕組みだったのか」と困るのは、感想ではなく規約に書かれている仕様のほうだと思います。
そこでこの記事では、公式のFAQと利用案内を読んで、契約前に知っておかないと後から効いてくる制約を7つに整理しました。いちばん大きいのは、次の2つです。
- おもちゃの交換は自動ではなく、自分で申請しないと届かない。申請してから発送まで10営業日以内かかるため、交換は年5〜6回ペースになる
- 一括払いを途中でやめても損はしないが、得もしない。返金は月払い換算で計算し直され、さらに手数料770円が引かれる
どちらも「悪質」という話ではなく、知っていれば防げるギャップです。順に見ていきます。内容は2026年7月に公式サイトで確認したものです。
1. 交換は自動ではない。申請しないと次のおもちゃは届かない
これがいちばん見落とされやすい仕様です。スタンダードプランは「隔月交換」と説明されますが、期間が来れば勝手に次のおもちゃが送られてくるわけではありません。
公式が案内している交換の流れは次のとおりです。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ① | おもちゃが届く |
| ② | 発送から約60日後が「次回発送可能日」に設定される |
| ③ | その約11日前に、交換申請の案内メールが届く |
| ④ | 自分でマイページから交換申請をする |
| ⑤ | 申請後10営業日以内に次のおもちゃが発送される |
| ⑥ | 新しいおもちゃが届いたら、前のおもちゃを返却する |
公式は注意事項として、交換可能時期を過ぎても申請がなければ新しいおもちゃは発送されないと明記しています。案内メールを見落としたまま放置すると、料金だけ発生して手元のおもちゃは変わらない、という状態になります。
実際の交換ペースは「年6回」より少なくなりやすい
ここから計算できることがあります。1回のサイクルは、60日+(申請してから発送までの10営業日以内)+配送日数です。10営業日は土日祝を挟むと2週間前後になるため、実際の1サイクルはおおむね70〜75日になります。
365日で割ると、年に5回前後。「2か月ごと=年6回」という感覚より1回ぶん少なくなります。申請が遅れればさらに減り、口コミにも「1年で4〜5回しか新しくならなかった」という趣旨の投稿がありました。
交換の間隔が空くのが気になる場合は、いつでも交換できるプライムプラン(月額4,980円・おもちゃ4点)という選択肢があります。こちらは申請後3営業日以内の発送とされているため、回転を優先したい場合はこちらが向きます。
2. 最低利用期間が60日。合わなくても1か月ではやめられない
公式は「最低利用期間内での退会はできません」と明記しており、例として初回課金日から60日以内の退会はできないと説明しています。
つまり、届いたおもちゃが子どもに合わなくても、最低2か月分(スタンダードで7,960円)は必ず支払うことになります。「まず1か月だけ試す」という使い方は制度上できません。
お試し目的で申し込むと、ここが最初のつまずきポイントになります。2か月分を先に払う前提で判断したほうが、あとから後悔しにくいと思います。
3. 一括払いを途中でやめると、割引が消えたうえに手数料770円
12か月一括払いは40,302円で、毎月払い(47,760円)より7,458円安くなります。ただしこの割引は、1年使い切って初めて成立する設計です。
公式が示している途中退会時の返金額の計算式は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 返金額 | 支払い済み金額 − (毎月払いの金額 × 利用月数) − 返金手数料770円 |
| 利用月数の数え方 | 1か月未満の日数でも、7日を超えれば1か月として加算される |
ポイントは、返金の計算に使われるのが一括払いの月額換算ではなく、毎月払いの金額(3,980円)だという点です。実際に数字を入れてみます。
6か月で退会した場合の計算例
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 支払い済み(12か月一括) | 40,302円 |
| 差し引かれる利用料(3,980円 × 6か月) | −23,880円 |
| 返金手数料 | −770円 |
| 返金額 | 15,652円 |
| 実質の負担 | 24,650円 |
毎月払いで6か月使った場合は23,880円なので、差は770円(=返金手数料ぶん)だけです。「途中でやめると大損する」わけではありませんが、一括払いの割引メリットは完全に消えます。
つまり一括払いは、1年続ける確信があるときだけ得になる支払い方です。迷っている段階では毎月払いのほうが無難だと言えます。
なお公式は、一括払いの途中退会で未利用月数が1か月の場合は返金が発生しないケースがあるとも案内しています。
4. 返却が遅れると、退会申請そのものが取り消される
これは知らないと不安になる仕様です。公式の注意事項には、おもちゃの返却期日までに返却がない場合、退会申請の取消(継続扱い)となると書かれています。
「申請したから終わり」ではなく、期日までに返却して初めて退会が成立します。返却が間に合わないと契約が続いてしまい、翌月の請求が発生します。
また、返却とタイミングが重なると一度だけ翌月分が請求される場合があり、これは後日取り消されると案内されています。口コミにあった「解約したのに引き落としがあった」という声の一部は、この仕組みで説明がつく可能性があります。
5. 買取価格は、交換申請の画面まで分からない
気に入ったおもちゃはそのまま購入できます。ただし、価格が分かるのは交換申請フォームの中で、事前に一覧で確認する方法は案内されていません。
口コミには、買取価格が通販サイトの販売価格とあまり変わらなかったという指摘が複数ありました。中古品であることを考えると割高に感じる人がいるのは自然です。
一方で、返さずに手元に置いたまま延長するだけなら追加料金はかかりません。公式は「おもちゃの継続には追加料金などは一切かかりません」と明記しています。6点のうち1点を継続した場合、次回は5点届いて手元は6点のままになります。
気に入ったおもちゃがあるとき、まず考えるべきは「買う」ではなく「継続する」だと覚えておくと無駄が減ります。
6. おもちゃは選べない。リクエストはできても指定はできない
届くおもちゃを決めるのはプランナーで、利用者ができるのはアンケートやフォームでのリクエストまでです。「この商品を送ってほしい」という指定はできません。
これはメリットにもデメリットにもなります。自分では選ばないおもちゃに出会えるのが価値だと考えれば強みですが、欲しいものが決まっている人にとっては、確実性のない仕組みです。
口コミで「希望と違うものが届いた」という不満が一定数あるのは、この構造上どうしても起きるズレだと言えます。
7. 支払いはクレジットカードのみ
支払い方法はクレジットカードのみです。口座振替や後払いには対応していないため、カードを使わない方針の家庭では、この時点で選択肢から外れます。
デメリットを減らす3つの回避策
| 困りごと | 対処 |
|---|---|
| 交換の間隔が空くのがつらい | プライムプラン(4,980円・4点・いつでも交換)を検討する。または案内メールが届いたその日に申請する |
| 続けられるか分からない | 毎月払いで始める。一括払いは1年続ける確信ができてからでも遅くない |
| 一時的に不要になった | 休会制度がある。手続きの流れは退会と同じで、マイページの「退会申請はこちら」から申請する |
とくに休会があることは、あまり知られていません。里帰りや入院、しばらく使わない時期があるときに、退会して契約し直すのではなく休会という選択肢があるのは知っておいて損がないと思います。
それでも向いている人・避けたほうがいい人
| 内容 | |
|---|---|
| 向いている | おもちゃを選ぶ時間がない/収納を増やしたくない/1年単位で続ける前提で考えられる/中古品に抵抗がない |
| 避けたほうがいい | 1か月だけ試したい/届くおもちゃを自分で指定したい/クレジットカードを使いたくない/申請などの手続きを忘れがち |
最後の「手続きを忘れがち」は意外と重要です。このサービスは交換申請・返却期日・退会申請と、利用者側のアクションが前提になっている場面が多いためです。
よくある質問
交換申請を忘れるとどうなりますか
新しいおもちゃは発送されず、手元のおもちゃをそのまま借り続ける形になります。料金は通常どおり発生します。全部のおもちゃを継続したい場合は申請不要とされているため、「継続」と「申請忘れ」は結果として同じ状態になります。
2か月経つ前にやめたくなったらどうなりますか
最低利用期間が60日と定められているため、その期間内の退会はできません。最低2か月分の料金は発生する前提で申し込む必要があります。
一括払いと毎月払い、どちらがいいですか
1年続ける見込みがあるなら一括払いが7,458円お得です。途中でやめる可能性があるなら毎月払いが無難です。途中退会しても大きく損はしませんが、割引分は消え、手数料770円がかかります。
退会したのに請求が来ました
返却と課金日のタイミングによって、一度だけ翌月分が請求される場合があると案内されています。この場合は後日取り消されるとされています。ただし、返却期日までに返却できていないと退会申請自体が取り消されている可能性もあるため、返却が完了しているかを先に確認するのが確実です。
まとめ
トイサブ!のデメリットは、「中古だから」「高いから」という好みの話よりも、手続きと期間の仕様に集中しています。
- 交換は自分で申請しないと届かない。実際のペースは年5回前後
- 最低60日は解約できない
- 一括払いの途中退会は、割引が消えて手数料770円
- 返却が遅れると退会申請が取り消される
- 買取価格は申請画面でしか分からない。継続なら追加料金ゼロ
- おもちゃはリクエストはできても指定はできない
- 支払いはクレジットカードのみ
逆に言えば、これらを把握したうえで毎月払いから始め、交換の案内メールを見落とさないようにしておけば、不満として語られている部分の多くは事前に避けられます。
解約の手順そのものを他社と並べて確認したい場合はおもちゃサブスクの解約は「締切」で決まる|4社の手順と課金が止まる基準日 をご覧ください。
料金の内訳はトイサブの料金は月いくら?3プランの金額と含まれるものを整理、実際の利用者がどう評価しているかはトイサブの口コミ・評判を41件調べた|評価が真っ二つに割れる理由にまとめています。
サービス横断で「どのデメリットが会社選びで消えるのか」を知りたい場合はおもちゃサブスクのデメリット8つ|会社で消せるもの・消せないものに分けました も参考にしてください。他社の最低利用期間や対象年齢と並べて見たい場合はおもちゃのサブスク5社を比較|料金より先に見るべき3つの条件をご覧ください。
同じ運営会社の上位サービスは条件がさらに厳しく、Iqno(イクノー)とトイサブの違い|同じ6点でも中身と縛りが違うでは2回目以降に360日間の最低利用期間がある点まで整理しています。対象年齢も0〜3歳に限られます。
規約や料金は変わることがあります。申し込む前に、必ず公式サイトで最新の内容をご確認ください。
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